滑稽ハイム

恥を集めて丸めた泥団子

偽専業主婦

 いつの間にか、恋人と暮らしている。恋人は今、私の向かいの椅子(ジモティーで0円だった)に座りながら、落語を流しつつ、スプラトゥーンをしている。落語を聞いているところを見るのは二回目である。普段虫を食べる動画や変なショート動画ばかり見ている人が急に落語を聞いていると、ちょっと驚く。楽しめる幅の広さに、他人を感じる。

 私は相も変わらず趣味がないので、最近はもっぱら専業主婦の顔つきだ。偽専業主婦。実際の定義は知らないが、専業主婦は結婚していないと使ってはいけない言葉だと思っているので、まだ偽。結婚するのかどうかも知らないので、一生偽かもしれない。

 ご飯を作ることが全く好きではないので一ヶ月の中で二回しか料理をしていないが、あくまで偽専業主婦なので完璧ではなくても気にしない。私の担当は洗い物、掃除、片付け、時々洗濯なので、この家の綺麗は私が背負っていると言っても過言ではない。ピカピカのあるところに偽専業主婦あり。ただ、普段乗り回している車だけはめちゃくちゃ汚いままで、洗わなきゃな〜と思いながら潔く後回しにしている。家の外は管轄外なのである。

 盗み聞きしていた落語が終わったので、書くことも特にないしここらで終わりにします。偽専業主婦は今日も小躍りしながら洗い物に勤しむ。

2025年

1月 一念発起して精神科を転院し急にすべてが改善に向かい始める

2月 blenderでローポリの大江千里を作る

3月 Apple MusicからSpotifyに乗り換え手作業で1000曲移動

4月 咳喘息人生の幕開け

5月 ジムで踊り狂う

6月 関東の友人宅に居候

7月 友人の友人宅に居候

8月 愛知に戻りせっせと家庭用脱毛器に勤しむ

9月 恋にうつつを抜かす

10月 バイトを始め3日で辞める

11月 禁煙をする

12月 急激に太る

 

買ってよかったものランキング

1位 家庭用脱毛器(本当に毛が、違います)

2位 iPad(でっかくて面白い)

3位 無印良品ドライフルーツ(でっかくて面白い)

 

やってよかったことランキング

1位 ノープラン東京

2位 イメコン診断

3位 具合が悪くなったら即病院

 

ハマったアーティストランキング(体感)

1位 Jonah Yano

2位 toe

3位 岡村靖幸

 

よかったアニメ

1位 イナズマイレブン

2位 アイカツ

3位 プリパラ

 

アニメランキングだけ平成の小学生すぎるけど、今年のまとめは以上になります。

イナズマイレブンを見過ぎたため今年の夏から秋にかけては自認がサッカー部になり根性論しか言えない時期があった。アイカツで好きなフレーズは「辛い時ほど笑顔でどうぞ」です。

服 開花せず

 人生で一度も服にハマっていない。インテリアや音楽はやんわりハマった気がするが、どう頑張っても服に興味を持てず、ずっと恥ずかし以上コンプレックス未満くらいを保っている。別にインテリアや音楽もまったく詳しくはないが、自分の好きな雰囲気くらいならなんとなく把握できていて、しかし服に関しては本当に何もわからないのだ。

 くるぶしが出るズボンが長ズボンって何?とは昔から思っていて、こういった服に対しての理解できなさからくる文句が大量にある。肩に線の入ってる服肩デカくなりすぎるけど何?とか、重ね着のダサいとオシャレの境目どこ?とか。文句は出てくるのに、着たい服がわからないため、一応くるぶしが隠れていて、肩に線が入っていなくて、みたいな探し方をずっとしている。好きな色も好きな形も好きな系統も好きなブランドも一切ないので、とりあえず色と柄を極力減らして現在は情報を限りなく減らした服装をしているが、楽しさは基本的にゼロを保っているのでできることなら一種類の下着を何着も買ってそれだけ着て生活していたい。もう大きい布を着たくない。

 家に一人でいる分にはダサくて上等です、という気持ちだが、外に出るとそうもいかない。ダサい人がぷーくすくすと笑われている現場を何度も目撃しているし、その度に明日は我が身と覚悟を決めている。

 おしゃれな知人が周りにはたくさんいるのだが、みなさんまったく服の自慢をしなくてすごいなと思う。もし私が服に詳しかったら服の話になるのかもしれないけれど、明らかに服に興味のない人が着る服を着ているから、もう誰も話す気になっていないのかもしれない。自分がもし音楽の話をするなら近い音楽を知っている人に話すだろうし、そうだよなあ。私はいつでも服の情報を待っているのだが、誰もおしゃれな服がどこに売っているのかすら教えてくれなくてつらい。高校時代にヴィレッジヴァンガードの服を買い漁っていた人間だと見抜かれているのかもしれない。ヴィレッジヴァンガードに服の難しい話なんてしないもんな、当たり前か…。

 Pinterestで海外のわけのわからない服ばかりを見て、自分の生活に一切役立たない服情報だけを集めているので、せめてどこに行けば服があるのかだけ教えてくれないですか?逆に服を諦め下着にこだわりまくって、服ダサいのに下着のブランドを作ったりしたい。小さい布専門店にして、下着とハンカチだけを作りまくってやろうかな。

正しくて悲しい街ですよ

 東京から愛知に戻り、徐々にスピードが落ちている。感情や感性、感覚が明らかに鈍り、将来のことばかり考えるという本当につまらない人生になってきた。地方でものづくりをできる人はすごすぎると思う。めちゃくちゃ陽気でありえないくらい面白い街じゃないと自分は何もできない気がする。

 まず、愛知県は電車が高い。その割に面白い場所がないため、高い金を出して何もないところから何もないところへ移動するという意味のわからないシステムが成立している。成立しているところが怖い。トヨタ系の会社と、そこに勤める人たちで愛知県は成り立っているため、電車が高くてもおそらくみんな困らないのだろう。車社会。それでもって全員運転が荒いのだから大したものだ。

 面白い店もあまりピンとこない。行ってみたい場所は基本的に名古屋に集まっており(と言っても行ってみたい場所自体かなり少ないが)、私の実家からは電車で4、50分かかる。東京はどこにでも何かがあって、電車賃も安かったから、気軽に好きな場所へワープができた。そういった気軽さ、どうにかなるような気にさせてくれる安心感が、私のものづくりへの意欲になっていたと思う。とにかく愛知県には面白さと刺激がなさすぎる。

 いつの間にか愛知県のアンチ日記になっている。しかしこの愛知県へのアンチは今に始まったことではなく、随分昔から怒り続けているので、古参のアンチと言えるだろう。そこに東京というおもしろイカれ街の情報と経験が入ってしまったため、私はもう心の底から愛知を嫌悪し、東京のファンになっている。

 20半ばで東京のファンになっただとか、普通なら恥ずかしくて言えないだろう。私はその境地を卒業した。本当に東京ってめちゃくちゃ面白い。堂々と東京を好きだと言える。流石に東京の曲を作れるほどのメンタルは持っていないが。

 

 愛知に帰ってから、とりあえず将来東京で暮らせるように単発バイト紹介サイトに登録した。毎日単発バイト情報を眺めながら、絶対に働きたくないな、と強く思っている。そもそも何で好きでもない街でつまらない稼ぎ方をしながら未来の自分に向けて金を作ってやらねばならんのだ。かといって自分が東京に行ったら突然働けるようになるとも考えにくく、シンプルにムカつく。みんなお金を作ったり払ったりしながら暮らしをおこなっていてすごいしずるい。

 先日「無職 東京」で検索をかけたら、無職でも東京に住めました、という人の動画が出てきて最高に嬉しかった。しかし途中から「この人、偽物の無職か?」と雲行きが怪しくなっていき、やはり最終的には「無職だけど300万貯金があったため上京できた」というオチで、ありえない!と叫んだ。無職を舐めている。こちらは本物の無職なため、こういった偽無職には厳しい。許しませんよ、本当に。今の私は怒りの権化なので、気をつけてください。

 

 東京で物を作っている人も、バイトをしたり就職していたりするんだよな、と考えると泣けてくる。自分の未来が終わりすぎている。だから未来って嫌なんだよ、今を猛烈に生きていたい。これって未来のアンチでもあるのか?助けてください。

東京ふらふら記憶帳

 東京に来て約ひと月が経った。思っていたよりも元気な気がするし、そうでもない気もする。日記を書く習慣がなかったため、今日(七月十七日)、記憶を辿り覚えていることをざっくりまとめてみようと思う。

 

 六月二十二日

 東京(正確には神奈川)に着く。電車も新幹線も嫌いだが、以前車で東京に来た際帰路の睡魔が恐ろしかったため、今回は公共交通機関に頼っていくことに。新幹線はまだ頑張れていたが、電車は苦しかった。駅の人混みもなれておらず、パニック発作寸前を維持して移動。友人が迎えに来てくれていたため、心細くはなく、隣に知っている命があることの支えの強さを実感する。東京の電車は椅子が進行方向に対して横向きなため、腹が立つ。

 

 六月三十日

 一週間友人宅に泊めさせてもらい、しかし冷蔵庫がなかったため食料に困り始め、泊めてくれた友人(1)の友人(2)の家(東京)に泊めさせてもらうことに。初対面でもこういうのってありなんだ、と驚く。餅や味噌を持って電車で一時間ほど揺られていた。不安感よりも荷物の重さが印象に残っている。

 

 七月七日

 友人(2)と七夕風素麺を食べる。七夕風素麺とは飾り付けを頑張っている七夕イメージの素麺である。私は可愛い食べ物に興味がなかったため早く素麺を食べたがったが、友人(2)に強制参加と言われたので参加してみたら、案外楽しかった。ずっと写真を撮らずに暮らしていたが、ようやく思い出っぽい写真を撮った。幸せがずっと続いてほしいと思える、まぶしい日だった。

 

 七月八日

 常用薬の飲み忘れが発覚し、離脱症状の痺れと眩暈がおさまらない。気持ちもひどく沈んでしまい、とりあえず一番嫌いな街こと池袋に行く。楽器屋を見つけ、ノープランのままウクレレを買った。ウクレレは弾いたことがないけれど、はじめは全員そうだしな、と思いながら一万円払う。一番安いウクレレで、チューナーなどもつけてもらってのこの値段だったので、相当良心的だった。夜ご飯を友人(2)と食べ、心が少しずつ形を取り戻していった。

 

 七月十三日

 友人(2)に一緒に暮らせないことを宣告される。三日くらい前からそんな気はしていたが、回避可能だと調子に乗っていたため、突然行き場を失い混乱した。咄嗟に泣きたくなったが、二週間ほどタダで泊めてくれていたのに泣くのは違うような気がして、できる限り平気な顔でこの先の予定を考える。とにかく明日出ていこうと決める。

 

 七月十四日

 友人(1)の家に一泊だけ泊めてもらうことに。友人(2)の家を出て、期日前不在者投票を済ます。私は選挙が大好きなので、遠く離れた土地でもできてよかった。これは母が手続きを助けてくれたおかげなので、本当にありがたかった。

 その後、オンライン診療の処方箋を受け取りに薬局へ行く。頭がおかしくなりそうな心持ちだったが、おかしくなっても仕方がないのでできる限りのちからを出して動く。

 友人(1)の家に行く道中、荷物が持ちにくかったのでキャリーケースを買った。最初から持ってきたらよかったのだが、何しろノープランだったため、こっちでの生活が三週間も経ってからキャリーケースを買うことに。お金は消えたが移動が随分楽になった。素晴らしい商品だ。

 

 七月十五日

 友人(1)の家を出た。帰る家がなくなってしまったが、とりあえず何も考えたくなかったので美容室に行く。カットの練習台になったのでタダで切ってもらえ、嬉しい。東京に来て二回美容室に行ったが、二回ともタダ。ちなみにまつパもタダでやっている。こざかしい自分を気に入っている。

 寝床は以前一度会ったことのある人に頼ることにした。体重計のある家だったので試しに計ってみたら、三週間で三キロ落ちていた。元々生理が止まってもおかしくない体重だったところからのこの結果だったため、体がどこまで壊れるのか気になってくる。嘘。本当はしっかり悲しくて、どうしたらいいのかわからなかった。

 

 七月十七日(現在)

 昨日の睡眠時間が三時間のまま渋谷に来たら、しっかり具合が悪くなった。急いで熱中症予防のタブレットを購入。気分の問題なのか少しマシになる。とりあえず体重を増やした方がいいが、まず帰る家がなくお金もなく、そんな状態で太る方が無理な話なので、あまり考えないことにした。今日の寝床は十四時現在まだ決まっていない。

 

 きっともう実家に帰るべきなのだろうと気付いてはいるが、東京に来てからいつの間にか電車にも乗れるようになったり、人混みで泣いたりへこたれたりすることもなくなって、自分が変われたことが嬉しく、まだこっちにいたいと執着してしまう。ものづくりに対する意欲も向上したり、本当に今まで得ることのできなかった量の素敵な刺激をもらっている。

 いつ帰るのか、今日何をして明日何をしてどうやって生きていくのか、本当に何もプランがないが、両親と「犯罪をしない・死なない・ループで事故を起こさない」という約束をしているので、犯罪をせず無事な体で帰られるよう、どうにかしようと思う。こんな自分を両親は許し応援し助けてくれていて、胸が苦しくなる。泣きたいのに泣ける場所がないことは悲しい。でも、粘り強く暮らして、何か物を制作するなど行動できたらいいなと思う。

Boxerになり

 あつまれどうぶつの森のゲームデータをリセットして、いちからまたやり始めた。データをリセットしたのは、全部やり尽くして「あとはあなたの創造性にかかってます!」という圧が生まれ始めていたためである。何もかも自由より、それなりに何か課されているほうがなんだか気が楽だったりする。ゲームはゴール前にリセットした方が面白い。

 

 現在の自分の名前は「Boxer」だ。見た目は肌が黒く、水色やピンクの髪色をしている超短髪。えくぼのあたりにピアスが二個開いている。服屋がないので、今は緑のマーブル模様が描かれているワンピースにネオンのタイツを履いている。爆イケである。

 名前は、最近ボクシングのゲーム(体験版)にハマっており、パンチが強くなりたいと思ったため、Boxerにした。見た目は、単純に自分が好きな人間の要素を詰め込んでいる。ピアスは別になくてもいいが、マイデザイン(ドットで絵を描くやつ)を試したかったのでピアスにした。髪色は絶対派手な色にしている。黒い焼けた肌と、原色のような髪色の組み合わせが、本当に大好き。セクシーだから。

 

 島の名前は「Cavity島」である。未だに読み方が分からない。キャビティーとうなのか、カビティーとうなのか。読めないので、もちろん覚えも出来ず、自分のキャラクターの名前は分かるのに、どこに住んでいるのか何も言えないという情けない始末。

 Cavityは、確か「穴」で検索して出てきた英語をそのまま打ち込んだ。その頃虫歯で歯医者に通っており、そこで歯に穴が空いていることが発覚したため、自分の歯に穴が空いた事実を忘れるなよという気持ちを込めたことは覚えている。しかし読み方は分からない。

 

 あつ森をしていると、本当にBoxerになれたらいいのにな、と考えてしまう。あまりに魅力的だから、これから服を沢山買ったり部屋をおしゃれにしたりすることが少し怖い。今のインテリアは、人体模型とベッドが隣り合わせになっており、それもだいぶイカしてるので少ないものでもかっこよくなれちゃって困る。

 今までこういったゲームでは、常に「おしゃれで統一感があり人に自慢できるものを」と考えて進めていた。今思うと恐ろしい。おしゃれも統一感も他人から見た時の軸の話だし、なんだか何が楽しいのか、心配になる。

 自分は自分のかっこいいと思うBoxerになり、おしゃれかどうかなんぞ知ったこっちゃない、という心でバシバシゲームを進めようと思う。セクシーで、イカしていて、最高にクールで、自分のためだけの、変な名前の島での暮らし。

多分買わない

 iPadが非常に欲しい。あのiPadにくっつくペンとBluetoothで使えるキーボードを揃えて、iPadで絵を描いたり曲の録音をしたり外に持って行って喫茶店とかで絵とか描いちゃったりして、ブログも外でかけちゃったりして、キャ~~~!!!

 という妄想を毎日しては、でも結局買ったところで買った時の金額を上回るほどちゃんと使わないんだよな、という現実にぶち当たる。

 現在使用しているパソコンは、確か五年程前に買ったもので、適当に買った割には機能が充実している。switchを繋げることも可能だし、イラストを描く際は板タブを繋げて書いていたり(板タブの方が故障しているためBluetoothはできないが)、blenderも落ちずにそこそこ使える。しかしまあ使わない。アニメをたくさん観る、くらいの使い方しかできていない。USBで繋げるタイプの音楽の機材がいくつかあるが、ほこりをかぶりはじめている。クリエイティブなことができる機械やソフトを持ちながら、それらを使いこなすことも出来ずスマホでもできるようなことばかりしてしまう。

 せめて今のパソコンが壊れまくっていて、もう手元になんでもいいから電子機器が必要でございます…という状況なら百歩譲って理解できるが、絵を描く機材も録音機材も3Dソフトもあるのに、わけがわからない。それもお金に余裕があるわけでもなく、いい加減にしてほしい。

 普段アナログイラストを描いていたら、iPadを買った時に面倒にならずさらっと絵を描けるかな、と思い最近画用紙に色々描いてみてはいるが、これでいいならそれこそiPadはいらない気がする。自分の場合作りたいものの種類が多いので、絶対パソコンの代わりはパソコンだとも思うし。こんなにも買わない条件がそろっているのに、今日もiPadについての情報収集をしてはニチャニチャしている。もしかしたら、iPadが欲しいのではなく、このニチャニチャする時間のために、iPadにハマっているのかもしれない。